ありがとうございました
日本に帰国して1週間が経ちました。仕事にも復帰し4月からの新しいスタートに向けて準備が進んでいます。
そんなバタバタした生活の中で。1週間前まで自分は「しらせ」の中で生活していた、その事が嘘のように思われる事があります。1ヶ月前まで南極にいた、その事が夢のように思われる事があります。
あそこで、自分が感じたこと、考えたこと、日本に戻って改めて思ったこと。きちんと整理しなきゃと思っているのに何だか、考えがまとまりませんでした。じゃあ、学校の仕事をバリバリ頑張って、振り返るヒマがないほど忙しいのかというとそうでもない。あっけにとられて呆然としている感じです。(いつもぼーっとしていただろうなどと言わないこと)
ブッダは悟りをひらいた後、しばらくは悟りの内容を他の人には教えないでいたそうです。きっと、自分の中で、何回も反芻(はんすう)して楽しんでいたんじゃないかなぁ。
私も今の新鮮な気持ちを楽しみつつ、まずは自分の中で感想を再構築したいと思っています。
それでも、今言わないといけないこと。
私の南極行きを支えてくださった皆様、ありがとうございました。このブログにコメントを書いてくださった方、とても元気がでました。コメントを寄せてなくても多くの人が見てくださっているのは分かっていたので嬉しかったです。
南極授業を行うためにも多くの人が協力してくれました。学校の同僚たち、教育委員会、旭山動物園の皆様、ありがとうございました。明日中等教育学校の生徒、いつも以上に整然とした動きで運営が完璧に進んだと聞きました。そして観測隊の人たち、とても楽しかったし勉強になりました。
自分の夢を叶えるために多くの人が力をかしてくれる。世の中はそうやって動いているんだ、人と人との結びつきが大切なんだということを、人が住めないような大地で感じることができました。
若い人たちにアドバイス。こんな事をやりたいっていう夢を表現することは大切かもしれません。きっと誰かが力を貸してくれます。口ばかりじゃ困るけどね。
他にもたくさん、この旅の中で感じることがありました。それはまたどこかでお伝えしたいと思います。教員ですからね、まずは子どもたちに地球の楽しさを伝えていきます。ブログ上で私の事を知ってくださった方もいらっしゃると思いますが、きっと何か別の形でお会いできるでしょう。人生ってどこでどうつながるか分かりませんからね。
あ、そうそう。ペンギンのつかまえ方っていうタイトルの責任はどうするのよっていう意見があるかもしれません。お教えしましょう。初級編ですからね。だれでもできる方法です。最後の写真を見て頂けたらと思います。
これで「ペンギンのつかまえ方」はひとまず終了とします。4ヶ月間の応援、本当にありがとうございました。